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-遠洋まぐろはえ縄漁船の休漁について -

 

 

 

 

 日頃より国産の船凍かつお・まぐろ類をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

 

 当組合は、世界の海から、安全で安心な美味しい天然かつお・まぐろ類を、釣上げた鮮度を維持するため、船上においてマイナス60度の急速冷凍を行い、国民の皆様の食卓へお届けする努力をしています。

 

 このたび、当組合では臨時総会を開催し、所属遠洋まぐろ延縄漁船の休漁を決定しました。

 

 これは、すでにマスコミでも報道されておりますが、休漁せざるを得ない主な原因は、沖における漁獲不振です。
 外国の大型まき網漁船の隻数は増加の一途であります。まき網に巻かれる小型のまぐろ類は、近年飛躍的に増大し、結果として資源状態が極めて悪化していることから延縄で釣れるまぐろも減少しています。
 したがって、最近の燃油高騰による影響と漁獲不振が重なる中で、当組合所属の遠洋まぐろはえ縄漁業者は、自ら休漁を行うとともに、他のまぐろはえ縄漁業国の団体に協調を呼びかけ、一方でまた、国際資源管理機関に大型まき網の漁獲努力量抑制を働きかけることにより、早期に資源の回復を図ろうと決定したものです。

 

 (注)主要な遠洋まぐろはえ縄漁業国である日本・韓国・台湾及び中国の4カ国の業界団体は、去る6月27日にま             

    ぐろ類資源の減少による漁獲率の低下から、まぐろ類資源の保全及び回復を図るため国際協調休漁に合意し 

    ています。 〔合意書参照〕

 

 一方、去る7月15日には、燃油価格の暴騰から経営が困難な状況にあるわが国の漁業の現状を訴えるための全国漁民大会が開催され、当組合も燃油価格の高騰に対しての緊急対策を政府に要望しております。

 

 私どもは、皆様に安全で安心な美味しいまぐろ類を出来るだけ安価にお届けできるよう経営努力を行っておりますが、現状の燃油高騰等の影響から、今後、燃油価格等を反映した生産者価格の実現にご理解をいただきたいと考えております。
 勿論、生産者として、燃油高騰の皺寄せを全て消費者に押し付けるのでなく、卸売・小売の流通業界でも相応の負担をいただくよう広く訴え努力して参ります。

 

 

  

                      まぐろ類資源の保全等に関する合意

 

日本かつお・まぐろ漁業協同組合、中国漁業協会遠洋漁業分会、特別法人 韓国遠洋産業協会まぐろ延縄漁業委員会及び台湾区遠洋鮪漁船魚類輸出業同業公会は、長引く魚価の低迷等により、まぐろ延縄漁業の経営が厳しい状況にあったことに加えて、近年のまぐろ類資源の減少による漁獲率の低下及び最近の燃油価格の異常な高騰により、操業の継続自体が困難な状況となっていることを共通認識として、まぐろ類資源の保全及び回復によって遠洋まぐろ延縄漁業の存続を図るため、協力して、以下の対策を実施することに合意した。

 

 

 1.われわれ四団体は、近年、急速に増えてきた大型まき網漁業や適正に管理されていない蓄養がまぐろ類資源に 

   与えている脅威を排除するために必要な資源管理措置が一日も早く講じられるよう、地域資源管理機関、各国

   の漁業当局、流通関係者及び消費者に対する働きかけを継続する。

 

 2.われわれ四団体は、遠洋まぐろ漁業が危機的な状況に直面していることを広く一般社会に訴えるとともに、まぐ 

   ろ類資源の回復に資するため、遠洋まぐろ延縄漁船の休漁を実施する。

 

 3.われわれ四団体は、需給構造の安定化を促進するため、自国の冷凍刺身まぐろ市場の拡大育成及び米国、E

   U等の新規市場開拓に努力する。

 

  日付 : 2008年6月27日     於 : 東 京

 

                                  日本かつお・まぐろ漁業協同組合

                                中国漁業協会遠洋漁業分会

                                特別法人 韓国遠洋産業協会まぐろ延縄漁業委員会

                                  台湾区遠洋鮪漁船魚類輸出業同業公会